webでもポスターでも家具でも家電製品でも何でもいいです。
デザインで何がしたいですか?
ほとんどの場合、目的とデザインを切り離してデザインを考えようとします。
「そんなばかな?」と思うかもしれませんが、実際デザインの段階に入ると、「文字の色は○色で、文字の書体は○○で」など、形作るものだけに目がいき、いつしか綺麗?カッコイイ?お洒落?にすることがデザインの目的になって終わってしまい作ることが目的になってしまっていることがほとんどです。
目的を達成するためのデザインですよね
「今回の目的を達成するためには、この機能が必要だ!」
「集客もしなきゃ!広告にも予算を!」
「あ!この機能も必要だ!」
「よし!これで必要な機能は全て。あとはデザインをお洒落に作ってもらおう!」
こんな風に目的とデザインが切り離されることは珍しくありません。むしろ、ほとんどの場合がこれです。
「あんなに予算かけて機能つけたのに・・・。」「広告して集客したのに・・・。」
至極当たり前なんですが、デザインをする際、目的を共有しましたか?
目的を共有せずにデザインをして成功するはずがないのです。
デザインはコミュニケーションです
目的を達成するためにお客様にどうしてほしいですか?
この行動を促すための見た目を作ったり、サービスを考えたりするのがデザインです。
つまりデザインは人の間に入るインターフェースでありコミュニケーションをすることです。
目的がなければデザインはお客様とコミュニケーションもできません。当然目的も達成できません。
道を尋ねたのに無口で何も喋ってくれない人を想像してみましょう。
目的がないデザインはこの無口な人と同じです。
コミュニケーションができないので目的も達成できません。
webもポスターも家具も同じです。
webであれば、お客様は何かを探してサイトを訪れています。
「これを探しているんだけど」というお客様に無口で何もしないデザインの場合どうでしょう?
そのwebサイト使いたいですか?
まずはシンプルに目的は何かを再認識する
「今回の目的は○○だ!」と目的だけを決めてもデザイン全てにつながるかというと、そうではない。
目的を分解して、どんな人にどんな情報を届けて行動させるのか戦略を練る必要がある。
けれども、まずは目的を再認識しなければデザインすることはできない。目的なしにできたものはアートに近い状態になる。