見た目を作るだけがデザインではない

  • 誰のためのデザイン?

    デザインには意図(理由)が必要

    デザインと聞いて、すぐに思いつくのは見た目をカッコよく綺麗にお洒落なものにする事ではないでしょうか。
    見た目をお洒落にしたりするのもデザインですが、デザインの仕事の一部にすぎません。
    デザインをする上で大きく分けると次のような要素が問われてきます。

    • 戦略(デザインされた成果物の目的とゴールは何なのか)
    • 考察力 ユーザーに何をしてもらいたいのか考える
    • 観察力(ユーザーがどう使うか)
    • 分解力(モノや情報の構造を見る)
    • 表現力(視覚化するための)
    • ヒアリング力
    • アイデンティティ(どういう印象で見られたいか)
    • ユーザビリティ(使い勝手はよいか)

    デザインで何がしたいですか?で書いた部分は表現力のみという事になります。
    デザイナーと名乗る以上表現力があるのは最低限必要なことです。表現力だけではビジネスが成り立ちません。
    表現力以外の要素がデザインの意図(理由)を構成する要素になります。
    この要素を抜かしてしまうとデザイナーは見た目に意図を持たせられず、説明をすることはできません。つまり「デザイン上こうしないといけない」という一つの解を導けません。デザインに説得力がないとうことになります。

    デザインの見た目の正解は何なのか?

    戦略どおりにデザイン(見た目)が作れていること。
    もっと分解するとサービスを利用しているユーザーを知る事。
    ユーザーを知らなければ戦略も立てれません。
    「ユーザー目線で考えました。」とよく目にしますが、制作する側は当たり前にやる事です。ユーザーを知るというのは目線ではないです。
    ユーザーを知るというのは実際のユーザーを調査し、どこに不満を感じているのか時には不満とさえユーザー自身が思っていないことを見つける事です。

    つまり観察力が必要になります。
    その上で課題を解決する方法を考え、その課題を解決するための見た目や形を作っていきます。
    これがデザインの見た目の正解になります。
    これがないデザインは絵に描いた餅です。

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