画像引用:amazon 実践版 孫子の兵法
本の概要
有名な戦略書ですが本書では如何にして戦わずして勝利を手にするか、最低限の労力で勝利を手にするにはどうすればいいのかなどビジネス向けに噛み砕いて説明してあります。
印象に残った言葉
戦うことではなく、勝つことが最終目標である
制作者であれば作ることが目的化してしまいがちで時に手段と目的を混同します。
目的は勝利する事で、どうすれば目的に一直線に辿りつけるかを考える事が大事。
頭脳が優れた天才でも、定石を知らなければ凡人に簡単に負ける
どんなに知識を得ても定石をしらないと、無駄に終わる。
「敵を知り、己を知るならば、絶対に敗れる気づかいはない。己を知って敵を知らなければ、勝敗の確率は五分五分である。敵も知らず己も知らなければ、必ず敗れる」
戦う相手をよく知る事。そして自分自信も。戦う相手の事を理解することが勝利への近道。
プロジェクトのリスク管理の基本は、早く着手すること
所感
本書を読んで最も印象に残ったのは、どんな時にでも冷静で考えることが大事という事。
孫子は戦う事自体をリスクと考え結果が得られなければ、そもそも戦わない。
怒りや悲しみの中で意思決定をする際のリスクが大きくなることを考え常に冷静でいる姿勢が勉強になった本でした。
また、相手の体勢を如何に崩して戦うか、どうすれば大きなリスクをとらずに勝利を手にする事ができるかなどビジネスを行う上で必携の本です。