宮崎県清武町の未来を語る「100人のしゃべり場」に参加しました

  • 宮崎県清武町に在住する方100人が集まって、清武町の未来を語る「100人のしゃべり場」に参加しました。

    100人集まるのかな?どんな人が来るのかワクワクしていました。
    当日は思ってた以上に中学生や高校生、大学生の参加が多く、主催者ではないのですが驚きと、こういった若い世代が参加する頼もしさと嬉しさを感じました。
    逆に自分と同じ様な30代の方、それから20代の方の参加が比率でいうと少ないのかなと。
    学校であれば先生方からの告知などがあれば知る機会があるのかもしれないですが、20代、30代となると仕事で毎日働いていると考えると役場関係の施設に直接足を運んでいないと、今回のこのイベントを知る機会はないのかなと思いました。
    実際自分も、たまたま役場関係の施設に行く機会があって、そこでイベント告知のチラシを見て初めて知った感じでした。

    今回のまちづくりのイベントの意見でも挙がってたのですが、こういった情報発信がもう少し上手くできたら色んな方々の協力が募れそうな感じがしました。
    清武町は市町村合併に伴い現在、清武町のホームページが存在しない。宮崎市のホームページに集約されていて、宮崎市のホームページは清武町以外にも田野町、佐土原町、高岡町など他の地域の情報も集約されることになり、細やかな情報が発信できているかというと、できていないのが現状です。
    且つ情報を探す市民はこれだけの町が合併すると自分の住まう町の情報が探しづらくなります。宮崎市のホームページの情報設計が例えばそういった町ごとに情報設計されていれば、また異なるのかもしれません。

    宮崎市ホームページ

    20代、30代のライフタイルを考えるとSNSを見たりする機会は多いので例えばFacebookページを作って情報発信をしていくのも一つのやり方としてはあるのかなと。
    勿論ご年配の方々を考慮すると紙の告知もそのまま残していくべきだとは思いますが。こうした無料のツールを活用して情報を提供できないものか、自分もそこに力添えしていきたい。
    今から3年前のデータなので現在だともう少し変化があるかもしれませんが、これだけSNSに時間を使っているところを見ると、ここを使わない手はない。

    20130520
    博報堂webページより

    当日の様子

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    ワールドカフェ形式で、15分程で恐らく席を変わってたと思うのですが、テーマ「次世代の子どもたちへ」を基に色んな世代の方と対話を行いました。中学生や高校生が、どんな思いで現在生活しているのか、他にも色んな世代の方々の「こんな風にあったらいいよね!」といった本当に多様な意見が飛び交いました。
    会場には飲み物や、お菓子が準備してありUXシンポジウムで行ったラーニングバーを連想させる雰囲気でした。
    食べ物などがあると自然にアイスブレイクできる雰囲気ができる、そんな効果があるんだと思います。

    否定せず対話をする

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    ブレスト形式で対話を進めるルールが前提としてあったので、否定的な意見はあがらず、自由な意見や対話ができて面白かったです。
    時間が限られていたので、サイレントニーズとまでいかないですが、それでも色んな世代の方々と対話することでそれぞれの価値観が垣間見え、自分が普段デザインをする上でのヒントにもなりました。こんな形で自分自身の勉強になるとは思いもしていなかったのですが。
    UXデザインのユーザーインタビューもこういった形で進めれると良いのかなと。

    所感

    中学生、高校生の学び

    今回このイベントに参加して印象的だったのが中学生や高校生が、こういった場に参加しているというのも驚いたのですが、発言の内容も驚くほどしっかりとしていて頼もしく感じたのが一番印象的でした。
    また、参加していた中学生や高校生も、ただただ発言するだけでなく、自分たちの問題解決へ今回のワールドカフェのやり方が使えるのではないかと気づきを得ていたり素晴らしいイベントだと思いました。
    学びは、やはり気づきを得ることが大事で、知らぬ間に参加者の方たちも気づきが得られ自然に学ぶことができ結果的には主催者、参加者双方にメリットがあったのではないかなと思います。

    若い世代の方が多いのは強み

    他の地域と比べて大学が多いので若い世代が多いのは強みになると思います。宮崎でも最も大学の数が多い町なのではと思いますが。
    現在でも清武町の地域の祭りやイベントに大学生が参加している事は多いのですが、この強みを深掘りする事で更に良いまちづくりへつながるのではと思っています。例えばすでにやっていて自分が知らないだけかもしれないですが、今回の様に世代を問わず学びのエコシステムなど上手くつながるのではないかと思います。

    課題の捉え方

    今回のワールドカフェのテーマ「次世代の子どもたちへ」と決まっていたのですが、その他、町のビジョンに関しても説明はあったのですが、もしかすると既にお話されていたのかもしれないですが、「なぜ?」その「次世代の子どもたちへ」がテーマなのか?色々とビジョンの説明があったのですが、「なぜ?」そのビジョンになったのか、お話が聞ければよかったなと思いました。
    「なぜ?」そのテーマなのか、それは○○といった課題があって、それを解決する為のビジョンが○○でテーマとして「次世代の子どもたちへ」となりましたといった流れがあると、また違った対話ができたのかなと思ったり。
    もっというと、「それは本当に課題なのか?」と問う事。
    この課題発見までのプロセスが参加者全員に共有されていると、どうだったかなと想像していました。

    デザイナーとしてできる事

    もともと今回このイベントに参加した動機というのが、自分の子どもも含め楽しく過ごせる町づくりに自分のスキルが活かせればという動機で参加しました。つまらなければ、当然子どもが大きくなれば宮崎を離れると思います。そういった環境を作っているのは大人であり、「お金がないから何もできない」では、つまらないなと。
    お金がなければ知恵を絞ってどうすれば良いのかみんなで協力しあえる場。今回その場づくりの兆しを感じました。
    自分としては今後デザインをとおして町づくりに協力していければなと改めて思いました。
    見た目を良くするだけがデザインではないというデザインの力を広げていきたいと思った1日でした。
    総じて清武町の熱い意思を感じた、とても素晴らしいイベントでした。

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