デザイナーが注意をしないといけないこと
デザインが売り上げにどれくらい貢献したのかという視点で語られることは少ないのではと思います。
その為見た目を作る事にすぐに走りがちなんですが。
デザインの評価はうやむやにされやすいものです。
とりあえずプロジェクトを進めないとスケジュール内に終わらないといった事や見た目が良ければ良いといってプロジェクトが終わり、いざデザイナーの評価となると当然ながら評価はできない訳です。
デザインに対して具体的なゴールである明確な数字を設定していない
これは企業に勤めるデザイナーも同じで新卒など新人デザイナーであれば生産性やなど数字として評価しやすい所が目に見えてわかりますが、ミドル層になると生産性だけでは評価が計れずデザイナーを評価する側は評価すべき項目がなく延々とミドル層のままで終わる企業も見たりします。
日本の企業のデザイナーでエグゼクティブクラス層が少ないのは、こういう理由も一つあるのかと思います。
何が課題で何がどうなることがプロジェクトのゴールとするのか
プロジェクトのゴールを具体的に決めていないとデザイナーがした仕事を評価してもらえることはないです。
ゴールがないとデザインの意図もなくなります。具体的なCTA(行動喚起)にすべきものが成立しない為、結果的にはデザインの正当性をプロジェクトの他のメンバーにも納得させられないです。
プロジェクトが終わったとしてもデザインに対する評価というのは「何となくいい感じで良くなったよね!」で終わることは間違いないです。
ゴールを決めていないことが実は多い
「作る事が目的」になってしまって、目的やゴール、具体的な数字は決めずにプロジェクトがスタートする事が多いのではないでしょうか?
具体的なゴールや数字がお客様にて既に決まっているという事もほとんどないと思います。
ゴールを決める事から始める
意外と思うかもしれませんが、ゴールを決める事から始めるところはほとんどありません。
なぜならデザイナーやweb制作会社に依頼をする時は「モノを作って欲しい」という所から始まるからです。
そして効率的な売上を目指している制作会社は当然ながらゴールを決めずに「モノ」を作って終わります。
良いデザイナーや制作会社はゴールを決める為の調査から始める
お客様が仰った課題は本当に課題なのか調査をし、ゴールを決め目指すべき解決策と適切な数字を掲示する事が大事です。
時間をかけるべき所は制作するモノや時間ではなく、「調査」です。
適切な調査と課題解決の方法ができていなければ、時間やお金をかけてモノを作っても、その投資は回収することはできないからです。