デザイナーに必要な抽象化のスキル

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    デザインを作るうえで必ず出てくるのが「ターゲット」
    「ターゲットは誰ですか?」「どんな人ですか?」とデザイナーがヒアリングする事は数多くあります。

    なぜターゲットを聞くのか?

    ターゲットを聞くことでデザインの良い悪いの意思決定の軸をデザイナーとお客様で揃えられるからです。
    またデザイナーはこれによりデザインの方向性や提案がしやすくなります。お客様とある程度、具体的な共通の解が得られることで意思疎通がとれるので、「こうするやり方もありますが、このターゲットにはこんな風にする事でこんな効果が得られます」といった提案がしやすくなります。

    デザインには適度な具体性と抽象性が必要

    お客様によってはかなり具体的な指示をデザイナーに依頼する事がありますが具体的すぎるとデザイナーは作業するのみしかできなくなります。
    例えば、「ここにこれを配置して、ここはこの色にして」など作業レベル程の具体的なものになると当然ながらデザインの提案は難しいものになります。
    デザインフロー図
    なぜなら、どういうことを目的としているかわからなければ効果的な手段の提案はできないからです。
    なかには「ここのサイトと全く同じにして」などといった依頼のされ方もあります。
    時間的な関係上そうせざる得ない場合などもあるとは思いますが、なぜそんな指示をお客様が出すのかデザイナーが問いを発さない限りデザインの提案はできません。
    デザイナーの提案のイメージ
    お客様とデザインの意思決定の軸を揃えるには一定の具体性のあるものが必要で、提案を行うにはその逆の抽象化が必要です。
    具体化する事はよくあっても、抽象化をするデザイナーは多くはありません。抽象化ができない限り言われた事しかできないでしょう。
    これはデザイナーだけでなくビジネスに共通する事だと思います。

     

    抽象化の行き着くところは「課題解決」

    お客様は何かの課題を解決したくて誰かに依頼をする訳でデザイナーも同じです。
    何かの課題があってデザインに落とし込みます。
    ただ、お客様はよく「こんな感じのデザインで作ってもらえますか?」と言う事が多くかなり具体性のあるところから依頼する事が多いです。
    デザイナーはなぜそんな依頼をするのか問いを発することで抽象化を行い戦略や目的へと抽象化していき、何の課題を解決しようとしているのか理解する事ができます。
    注意しなければいけないのは行き着いた課題が、本当に解決すべき課題なのか、今やるべき事は何なのか、本当の課題は何なのかまで考慮できなければ「デザインの成果」には結びつけることはできない事が多いでしょう。
    本質的な課題イメージ
    デザインは具体化と抽象化が重要。つまるところ具体化や抽象化を行うために「良い質問が良いデザインを作る」ということです。

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