現代美術家である村上隆さん著書の本。
ルイ・ヴィトンとコラボレーションしたのでも有名な方。
デザインとアートの違いはわかっていたのですが、村上さんのアートの考え方はデザインと似ているなとこの本を読んで思いました。
アートでマネタイズできる人とできない人の違いがわかる本です。
作る手の表現だけでなく、見る側を意識する
見る側を意識するというのはデザインでは当たり前ですが、アートでも村上さんはしっかりと見る側(買い手)はどんな表現を好むのか理解した上で表現を作りマネタイズをしっかりしている。
この辺りが、売れる画家と売れない画家の違いと似ているのではないかと思いました。
表現(見た目)は認知への大きな力になる
単純にありきたりな表現を作るのでなく予想外の工夫をすることで興味を抱かせて、楽しませて、ひきこんでゆく。
本書では文化の違う国とビジネスをする時には「ただ、ありのままの説明」だけでは不十分と書かれているのですが文化の違う国だけでなく自国でも同じ事が言えるのかと思います。
ただ、予想外の工夫を出すために、やはり相当な苦労をしているとこの本を読んで感じました。
今後のデザインを考える上で刺激になる一冊でした。
何よりマネタイズすること。デザインとアートは異なると思っていたのですが、自分のデザインの考え方が少し変わった気がしました。