デザイナーがオペレーターになるのはなぜか?

  • 何のためにデザイナーに投資するのか

    デザインをするはずのデザイナーがデザイナーではなくオペレーターとして仕事をする。これほど無駄な投資はないと思います。
    でも、実際にデザイナーがオペレーターになる現場は多いと思います。デザインを依頼する依頼者が「全体は○○色でここは○○色で」「文字のフォントは○○でお願い!」なんていうやりとりなど。
    デザイナーはタイポグラフィや色やビジュアルが人に与える心理的な要因、マーケティング、ユーザビリティ、メンテナンス性やユーザーエクスペリエンス、webデザインであれば最新の技術などなど、多岐にわたって知識が必要になります。
    どう見せれば一番効果的なのか、どうすることで目的を達成できるのか、色や形レイアウト、これらの事を毎日webで情報収集したり、書籍から学んだりします。
    こうして培われた知見や経験をドブに捨てているのと同じことをしている訳です。
    以下の二冊の書籍にはこの事について下記の様に記載されています。

    書籍「デザインの伝え方」より

    楽器を演奏できない人でも「心地よい曲」は聴けばわかりますし、作曲のできない人にも好きな曲や嫌いな曲があります。好みは十人十色ですが、作曲や演奏のできるできないに関わらず、聴きたい音楽くらい誰にでも選べます。
    ただ専門家でもない人が専門家の仕事に意見する権限をもつ。これは現代の組織において、デザイン以外の分野ではほぼあり得ない現象です。

    書籍「社長、そのデザインでは売れません」CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)創業者の増田宗昭氏より

    代官山の蔦屋書店を建てる際、設計図を一切見ずに完成してはじめて、「ああ、こなったのか」と感激した。と述べています。
    「デザイナーや建築家に指示を出していたら、それこそダサい空間になっちゃう。図面も見ない。どんな素材を使うかもチェックしない。どんな色になるのかも口をださない。」
    伝えるのはコンセプトだけ。
    ただ、コンセプトを作れる信頼できるデザイナーや建築家を「選ぶ」のが自分の仕事。

    代官山蔦屋書店
    画像引用:TOKISTAR
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    デザイナーはもっとアウトプットを

    アウトプットといってもビジュアルデザインだけでなく、どんな意図でそのビジュアルになったのか言語化をもっと広く伝えアピールしなければならないのかと思います。
    更には、どんな知識を持っているのか自分の考えやスキルを、もっと目に見える形で外化できなければ依頼者がデザイナーをオペレーターにするのは仕方がないと思います。デザインに対する言語化や知見、スキルが伝わらなければデザイナーを信用できないからです。
    信用できなければお仕事を任せる事も不安でできないのが普通だと思います。
    これは特に企業のデザイナーは誰がどんなデザインをして、どんな知見やスキルがあるのかといった所が埋もれがちになり結果として依頼者は信用できずデザイナーをオペレーターになる可能性が高くなります。

    ユーザーファーストであれば依頼者はデザイナーの力量をチェック

    サービスとお客様のコミュニケーションをするのがデザインでありシステムは、それを動かすための機能です。
    見積もりの金額でお仕事をお願いするのも大事ですがユーザー(お客様)ファーストという考えであれば、会社の規模が大きい小さいでなく、まずはデザイナーの知見やスキルが簡単に見て取れる会社であるかで判断する事をお勧めします。
    なぜなら、どのデザインでもお客様が最初に触れるのはデザインだからです。
    デザインに対する投資を無駄にしないためにも、しっかりとデザイナーの力量をチェックしましょう。

   

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