「webデザインのファーストビューは大事」とよく言われていますが、その要因は検索してクリックしたページの飛び先がスクロールせずに最初に飛び込む情報の領域だからです。
もっと言えば、その領域に記載されてある情報でスクロールしてページの情報を閲覧するか、しないか、ページから離脱するかに関わるということで重要視されています。
トップページのみのファーストビューのデザインを考えるのは間違い
割と多いのはこの考え方でトップページのファーストビューのみ意識してデザインの議論をする事。
実際、よっぽどブランド名が知られているなどなければトップページから流入するというのは少ないです。
つまりどのページでもファーストビューのデザインは意識していないといけません。
ファーストビューのデザインで載せるべき情報とは
ユーザーは何かを探して検索を行います。最近ではSNSで流れてきたフィードから遷移する事もあると思いますが、情報を探す熱量に差はあると思いますが、それでも情報を探すという行為には変わりはないです。
ユーザーの行動を考えると検索した後に表示されるのはページのタイトルです。
このタイトルでまず自分が探している情報、または問題が解決できそうか判断します。
さらにタイトル下に書かれているページ説明のdiscriptionで書かれている文章をサッと見てクリックします。
ユーザーが探している情報が新しい古いに関係しそうなものであれば日付を探す事が予想されます。
そして最も大事なのはユーザーの課題を解決できるであろうキャッチコピーや画像が表示されていることです。
なぜなら何かの課題や欲しい情報があって検索という行動をする訳ですから、それを解決できそうと一瞬で思わす事ができなければユーザーはすぐ別のページへ遷移します。
ユーザーはどんな情報を必要としているのか
ページ毎にユーザーはどんな情報を必要としているのか、これを考えた上で全ページのファーストビューのデザインをするとデザイナーは意思決定がしやすく、且つページの離脱減少へ繋がると思います。
もちろん前述しているように検索結果で表示されるキーワードやdiscriptionもクリックするかしないかに関わってくるので検討が必要です。
大見出しや小見出しなど文字情報にも強弱を
大見出しや小見出しで文字のサイズを大きくしたり太くしたりすることで、ファーストビューからスクロールした際に、視点の引っかかり効果が生まれます。
ユーザーが探したい情報である文字を強調することでスクロールを止めさせ情報を閲覧しやすい状態をつくります。
まとめ
折角ユーザーの為になる情報が作れているのに、それを見過ごされるのは勿体ないことです。
デザインは消費行動モデルのAIDMA、AISASのAttention(認知)の部分を多くになっていると思います。
まずユーザーの注目を集め、情報を見てもらう様にすることが大事です。