自分自身がデザイナーな訳ですが、一般的なデザイナーの印象はアーティストで見られることが多く、割と自分の様なビジネスまでやる様な人間は特殊な目で見られる事が多いです。
とはいっても、著名なデザイナーの方(佐藤可士和さんや佐藤オオキさん、水野学さん)は、いわゆる表現の部分だけでなく、やはりビジネスの所まで踏み込んでデザインを行なってます。
デザイナーはユーザー側の視点に寄りすぎる場合がある
現代は顧客視点とよく叫ばれる中でユーザー側の視点に立って一見、何が悪いといった感じに見えるのですが、悪いのでなく視点が寄りすぎると言うべきでしょうか、ビジネスの視点を忘れがちでビジネスの考えが弱い事が多いと思います。
もちろん自分自身も偏らない様にビジネスの本を読んだりデザインの哲学的なところを本で読んだり学んだりするわけなのですが。
兎角、デザイナーはユーザーが利用するところを担う為、ユーザーの代弁者になるのは本当に良い事なのですが、それが利益になるのかといった視点が必要だと思っています。
ボランティアではないので、一方でシビアに価値への対価へ結びつけができなければ仕事として骨が折れるばかりで結果、こういった書籍を購入してスキルを高める為の次の自分への投資もできなくなりスキルが落ちていくといった悪循環に陥ります。
鳥の目(経営者視点)、虫の目(現場視点)と、よく言われるのですが現場視点だけに寄りすぎるのも良くないと言う事。この視点でいけば経営者もまた組織を俯瞰した鳥の目だけでなく、現場の目線が必要で、経営者はユーザーへの視点が足りない事が多いと思います。
ビジネス書を読むことは野球でいうと素振りをする事に近い
本を読んでいきなり成果があげれるかというと、そんな事はなくて、スポーツで例えると本を読む事は練習の為の練習と自分の中では定義しています。
実際に仕事で学んだ事を活かす場面が「試合」で、ロープレや勉強会といったところが練習というべきでしょうか。本を読むという事はそれ以前のものです。
これだけ見てると、もの凄く小さな効果に見えそうでうが野球でもゴルフでも空手でもいきなり闇雲に試合を続けて上達するかというと、そんなことはなく日々の細やかな練習の積み重ねが結果となります。
色んな本を読んで視野や知識を得る事でヒットやホームランへと繋げる事ができると自身は思っています。
つまりビジネス書を読むというのはスポーツでもビジネスでも日々の積み重ね、練習そのものだと思います。