画像引用:ibrandstudio.com
ロゴデザインがもたらす効果、それは大きくいうと「信頼」です。
なぜ信頼なのか。それは「単純接触効果」による影響です。
単純接触効果とは初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。
図形や、漢字、衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。広告の効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しくなったりするのである。
wikipediaより
実際にコンビニやスーパーなどで手に取るものは、ほとんどが見た事があるロゴや見た事があるパッケージデザインのものがほとんどの事が多いはずです。
これまでの経験もありますが何度も目にしたものは、見た事がないものよりも無意識に安全だと認識する事が多いからです。
文字のみよりも記号や図形のロゴデザイン
個人的には文字のみのロゴより記号や図形などのロゴの方が記憶に残りやすいです。
文字よりも記号や図の方が瞬時に情報が伝わるからです。
私の2歳半の子どもも近くのスーパーのロゴをテレビで見たりすると「ここでお買い物した」とカタコトの言葉を発したり、マクドナルドのMのロゴを見ると「ポテト!ポテト!」と言います。
こんな小さな子どもでも記号や図形であると文字でなくても覚えています。人間の本能的にも文字よりも記号や図形の方が記憶しやすいのではと思います。
複雑なロゴよりもシンプルなロゴ
これらを踏まえるとロゴデザインに最も必要なものは「見た事がある」と記憶しやすいもの、つまり「シンプル」であること。
複雑なロゴデザインをしているものを思い浮かべることは困難です。
シンプルであると大きな看板などでも使いやすく、webの小さなファビコンなどにも潰れずに利用できます。
シンプルだけでなく見た目の引っかかりを
ただシンプルなだけでは記憶には残りづらいです。
シンプルなだけでなく何か見た目の引っかかりを持たせると印象的になり記憶に残りやすくなります。
引っかかりとは記号や図形のようで実は文字が入っているといった、仕掛けのようなものを含むとシンプルで強く印象に残るものになります。